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- ID:
- 39357
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0821
- 見出し:
- エコな木製水車、市民参加で発電実験 京都・宇治川
- 新聞名:
- 京都新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20170819000137
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
京都府宇治市の住民や団体などでつくる市地球温暖化対策パートナーシップ会議(ecoット宇治)は10月にも、水車の名所として知られた宇治の歴史にちなみ、宇治川で木製水車による小水力発電の実験に取り組む。
市民参加型の実験で、地域の歴史を踏まえた企画を通し、再生可能エネルギーの普及
を目指す
宇治市史によると、宇治の里人は日本で最初の水車作りに従事したとされ、鎌倉時代の随筆「徒然草」にも水車づくりの名手として登場する。
宇治川沿いには多くの水車が並び、江戸時代には「柳、橋、水車」が一緒に描かれると宇治を指したとされる。
河川や用水路に水車を設ける小水力発電が注目される中、ecoット宇治は「水車のまち」としての歩みに注目。
1日限りではあるが、宇治川で発電実験をすることで、自宅や地域での再生可能エネルギー導入に関心を高めたいとしている。
実験は計3回の市民公開講座として計画した。
今月26日の初回で小水力発電について学び、10月にも水車組み立てや発電実験がある。
発電実験は宇治川の派川・塔の川で行い、発光ダイオード(LED)を点灯させる。
ecoット宇治の事務局を務める同市環境企画課は「今回の講座をきっかけに、『水車
のまち』としての宇治の歴史も掘り起こしていきたい」とする。
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