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- ID:
- 39027
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0713
- 見出し:
- 台風被害の復興願い台 岩泉町産木材でちゃぶ台
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20170713-OYTNT50122.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
昨年8月の台風10号で被害を受けた岩泉町で、町内の林業関連の業者や町でつくる「岩泉の明日の林業をつくる会」が町産木材を使ったちゃぶ台を開発した。
製材や加工、組み立てなどの全工程を町内の業者が行う「純岩泉町産」で、豪雨災害からの復興への願いが込められている。
台風の影響で、町内では家具製造会社「岩泉純木家具」をはじめ、工場の浸水や木材の流失、林道の損壊などの被害があった。
同会は、林業振興に向けて町産材を使った商品開発に取り組んでいたところだった。
復興に向けてできることはないかと考え、「台風なんかに負けるか」という思いを込めてちゃ
ぶ台を作ることにした。
開発された商品は「広葉樹mixちゃぶ台」。
町有林で伐採した木材のパーツを接着した集成材を用いている。
ナラやクリなど複数の種類の広葉樹を使用しており、家具に適した広葉樹が豊富な町の森林資源の特色を表現している。
天板は集成材からのくりぬき方によって模様が異なるため、他に同じものが
ない「オンリーワン」になるという。
同会事務局の町農林水産課で復興支援員として働く松永充信さん(36)は、「伐採から加工まで一貫して町内で行われた製品なので、地域おこしにもつながってほしい」と期待を込めた。
1台3万9800円(税込み)で、売り上げの約1割は復興支援として町に寄付される。
角形(60センチ四方)と円形(直径60センチ)の2種類あり、高さは34センチ。
受注生産で、出荷まで2~3か月かかる。
同会のホームページ(http://iwaizumi-forest.jp/)から注文できる。
問い合わせは町農林水産
課(0194・22・2111)へ
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