v11.0
- ID:
- 38886
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0627
- 見出し:
- 復興支援の木材 ベンチに…石巻市立渡波小
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20170628-OYTNT50040.html
- 写真:
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- 記事
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6年生が卒業記念で製作
東日本大震災の津波の被害を受けた石巻市立渡波小学校で、6年生約30人が被災地支援で贈られた木材を使い、ベンチ4台を製作した。
ベンチは土曜、日曜などに一般開放される同校の校庭に置かれた。
木材を寄贈したのは、堺市の木材卸売会社「林田順平商店」。
被災地の復興を支援しようと、同校近くで被災した木工作家の遠藤伸一さん(48)に、硬くて腐りにくいインドネシア産の木材「ウリン」を使ったベンチの製作を依頼し、2014年から昨年まで、同校に計10台を贈ってきた。
今年は、6年生が来春
の卒業記念として製作することになった。
児童たちは4班に分かれ、遠藤さんらの手ほどきを受けながら、慣れない手つきで電動ドリルなどの工具を用いて組み立てた。
約2時間かけて長さ1・5メートルのベンチを完成させた。
製作に参加した鈴木博人君(11)は「作業がとても楽しかった。
将来は大工になって地元の役に立ちたい」と話していた。
津波で3人の子供を亡くした遠藤さんは「児童たちには、多くの人たちにさまざまな形で支えられたことをいつまでも忘れないでほしい」と語る
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