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- ID:
- 38757
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0613
- 見出し:
- 「自然 大切にする子に」 0歳児に木製食器を贈る
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2017/06/14/JD0055846395
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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日田市上津江町のNPO法人「木林乃森(きりんのもり)を守るネットワーク」は11日、町内の0歳児に木製のスプーンとわんを贈る活動「はじめての樹」を実施した。
木の食器を使ってもらうことで木や山への愛着を持ってもらおうと、町内の地域おこし協力隊員で木工作家の荒木智雄さん(36)が協力した。
筑後川源流域の津江地域は林業が盛ん。
山は雨水を浄化し、川に流し込む重要な機能を備えている。
同NPOは地域の森林を守るため、環境教育活動に取り組んでいる。
0歳児に木工製品を贈る活動は各地の自治体や企業が行っており、荒木さんが同NPOに提案。
初めて実施した
荒木さんは岐阜県産のクリの木を使って1週間かけて手彫り。
子どもにとって食べやすく、親にとって食べさせやすいように、スプーンは小さく丸みのある形状に工夫した。
「私自身も幼い頃使った食器には自然と愛着が湧いた記憶がある。
木や山の良さを伝えたい」
贈呈式は上津江フィッシングパークであり、昨年度町内でただ一人生まれた上野田の森山桜子ちゃん(8カ月)に贈った。
父親の泰弘さん(25)=トライ・ウッド勤務=は「子どもが木や森に触れる機会になる。
自然を大切にする子に成長すれば」とほほ笑んだ
同NPOの美山泰彦理事長は「地域の森林を維持するために、将来、山と関わりを持つ人材になってほしい。
今後も取り組みを続けたい」と話した
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