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- ID:
- 37283
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0115
- 見出し:
- 益城で息災願い「どんどや」 解体された家の木材も焼く
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.asahi.com/articles/ASK1H55S9K1HTLVB00F.html
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- 記事
-
熊本地震で2度の震度7を記録した熊本県益城(ましき)町にある木山神宮で15日、正月飾りを焼く「どんどや」(どんど焼き)があった。
地震から9カ月。
被災者らは火を眺めながら今年の無病息災を願った。
境内に高さ4メートルほどに組み上げられたやぐらには、例年の竹に加えて、解体された家の木材が交じった。
訪れた人たちがしめ飾りなどをくべた。
お守り札を投げ入れた女性(71)は、近くの自宅が半壊し、今は応急仮設住宅で暮らす。
自宅はすでに解体された。
「もう涙は出ない。
新年は良い年にと言わない。
ただ、普通の年であってほしい」
木山神宮は神殿や鳥居が倒壊したままだが、「被災した人の心の支えに」と秋の例大祭、元旦の歳旦祭などの行事を続けてきた。
禰宜(ねぎ)の矢田幸貴(こうき)さん(35)は「いつもの行事を続けることが、被災された方の安心につながると信じている」と話した
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