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- ID:
- 38326
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0426
- 見出し:
- 米、カナダ貿易にも矛先 輸入木材に相殺関税
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- 新聞名:
- ---日本経済新聞<
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM26H0L_W7A420C1EAF000/
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- 記事
-
米商務省は25日、カナダが針葉樹材の輸出に不当な補助金を支給しているとして、最大24.12%の相殺関税を課すと仮決定した。
トランプ大統領も同日、カナダの木材や乳製品の輸出を不公正だと指弾し、貿易不均衡の是正を強く求めた。
北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を公約するトランプ政権は、
メキシコだけでなくカナダにも矛先を向け始めた。
25日の記者会見でロス米商務長官(右)はカナダの木材輸出について批判した(ワシントン)=ロイター
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25日の記者会見でロス米商務長官(右)はカナダの木材輸出について批判した(ワシントン)=ロイター
ロス商務長官は25日にホワイトハウスで記者会見し、カナダの木材輸出は不当だと主張した。
「NAFTAが機能していない証拠だ」とも述べ、同協定の再交渉を急ぐ考えを強調した。
トランプ大統領は同日の農業関係者らとの会合で「カナダは何年もわれわれを出し抜いてきた」と述べ、カナダの酪農管理制
度などを批判した。
米国は対カナダ貿易で2016年に112億ドル(約1兆2400億円)の赤字を計上している。
同じNAFTA加盟国であるメキシコの632億ドルと比べて小さく、トランプ政権は表立ったカナダ批判は控えてきた。
ただ、トランプ政権は29日に発足100日を迎え、滑り出しの成果が問われている。
カナダ批判を繰り出すことで貿易赤字縮小を急ぐトランプ大統領の姿勢をアピールする狙いがありそうだ
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