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- ID:
- 38063
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0401
- 見出し:
- 森友学園校舎に県産材 松阪木材納入、国補助金受給対象に
- 新聞名:
- 中日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170401/CK2017040102000017.html
- 写真:
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- 記事
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大阪府の学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題で、今春開校予定だった小学校「瑞穂の国記念小学院」(豊中市)の校舎に、松阪市の木材卸売会社が納入した県産材が使われていたことが分かった。
納入した松阪木材(松阪市木の郷町)によると、同市飯高地域や尾鷲市産のスギ、ヒノキなどの板材三千三百平方メートル分で、約一千万円。
鉄骨三階建て校舎の壁や床に使われた。
たびたび伊勢神宮を訪れる中で同社の紹介を受けた籠池泰典・元理事長夫妻が、同社を二〇一五年秋に訪ねてきた。
妻が県産材でできたフロアを気に入り、一六年六月に直接注文を受けた。
ことし二月までに納品し、三月上旬には代金を受け取った。
学園は国産材を使ったとして、木材利用を促進する国土交通省の補助金約五千六百万円を受けた。
学校の設置認可申請取り下げに伴い三月下旬に返済した。
国は校舎の土地返還を求める方針のため、ほぼ完成した校舎は取り壊される可能性がある。
籠池元理事長は訪問時に無垢(むく)材を使った教室で子どもを育てる意義を語り、「教育に熱心なイメージだった」と村林稔社長(59)。
「良い木材に囲まれて子どもが成長してくれたらうれしいと願って準備したのに残念。
せっかく造ったのに、何とか有効活用できないか」と話した
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