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    ID:
    38024
    年:
    2017
    月日:
    0329
    見出し:
    手軽 自在 木が包む空間 地域産材使用 大建工業が新商品
    新聞名:
    中日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2017032902100010.html
    写真:
    【写真】
    記事
    住宅建材メーカーの大建工業(大阪市、本店・富山県南砺市)は、公共施設や商業施設の一角に木を基調にした空間を作れる製品を開発した。
    国産やそれぞれの地域の木材を使い、建物自体に固定する場合に比べて大掛かりな工事の必要がない。
    木のぬくもりを生かし、子ども向けの木育スペースや、 休憩場所などを提案する。
    (嶋村光希子)  「ウッドキューブ」と名付けた。
    九センチ角の木の集成材で柱や梁(ばり)、土台を立方体のようにして組み立てる。
    これを基本構造とし、床材や壁材、照明などを設置し、サイズや仕様を顧客のニーズに合わせて自由に組み合わせられる。  部材のほとんどをあらかじめ切断、加工した上で納品し、現場で組み立てるため、工期を短縮できる。
    住宅建材市場で培った自社の技術を生かした。
    壁や床を張り替える工事で通常一カ月半かかるところを、十日間で完了した事例もある。
    同社が材料調達から設計、加工、施工まで一括対応するため、発 注者の手間が省ける。  ショッピングセンターでの子どもの遊び場や公民館の憩いの場など、設置する場所の用途に合わせた空間を演出できる。
    高齢者施設の小上がりや職場の打ち合わせの場、衣料品店の陳列スペースといった多様な使い方ができる。  北陸三県のほか、首都圏や近畿圏などの地域限定で二月から発売後、大型商業施設や公共施設など七件の受注があり、ほかにも引き合いがある。
    三県ではモニター施工として南砺市井波総合文化センターに富山県産スギを使って納入した。  大建工業は二〇一八年度までの三年間の中期経営計画で国産木材の積極活用のほか、人口減による住宅着工件数の減少を見越して非住宅の公共・商業施設分野に力を入れることを掲げている。
    国産材の活用促進を進める国の方針を追い風に積極的に展開する。 新田健・住機開発課長 写真 南砺市の施設が導入 ぬくもり 世代超え好評  北陸3県で唯一、導入した南砺市井波総合文化センターは市民の憩いの場として定着している。
    ウッドキューブの開発を担当した井波工場(南砺市)の新田(にった)健・住機開発課長に聞いた。  -井波総合文化センターのウッドキューブはどんな特徴があるのか  タイル敷きだったロビーのうち約80平方メートルに、柱や土台を設けて木の空間を作った。
    中にも富山県産材で作った机や椅子を置き、利用者が自由に過ごせるようにした。
    床には木材内部のすき間にプラスチックを充填(じゅうてん)して強度を高める「WPC」という独自技術の素材を使い、傷つきにくくした。  -評判はどうか  地元の子どもたちが自習したり高齢者が談笑したりする場になっている。
    利用者から「寒々とした風景だったのが、木の温かみがあって居心地がいい」という声を聞く  -今後の展開は  設置場所や用途に応じて、臨機応変に提案していきたい。
    木を大切にしてきた大建工業の精神を受け継ぎ、地域材を使った新たな発想の製品としてこれからも地域に貢献したい fff:

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