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- ID:
- 37993
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0324
- 見出し:
- 豊田の木材活用 新組織
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20170323-OYTNT50182.html
- 写真:
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- 記事
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来月にも誕生 ブランド化し販路拡大へ
地元産木材の利用をめざす豊田市で、有志が集まって森林と消費者を結ぶ新組織「ウッディーラー(WOODEALER)豊田」が4月にも誕生し、「CRAFT WOOD」と「MAKER WOOD」の二つの新しい木材ブランドで販路の拡大を進めることになった。
(千田龍彦)
新組織と新ブランドは、同市が昨年9月から進めてきた地域材利用拡大プロジェクトの協議で決まった。
同市は、市域の約7割を森林が占める森林都市。
しかし、森林整備が遅れ、木材資源の利活用も不十分だった。
このため、同市御船町に奈良県の大手製材工場を誘致。
同工場が2018年夏ごろにも稼働するのを前に、木材への関心を呼び起こし、需要を喚起しようと、山林所有者や、林業、木工、木製品などの関係者に呼びかけて、地域材利用拡大の具体策を検討してきた。
この中で、「森とまちを結び、誰もが木材活用の相談が出来る窓口」的組織の必要性が浮上。
クルマの町らしく、新組織の名前に「ディーラー」を取り込むとともに、当面は1級建築士の小野健さん(42)(豊田市日之出町)ら木材や流通、建築の専門家5人で発足を急ぐことになった。
新ブランドは、市内産材に限定した「CRAFT WOOD」、市内で製材・加工した材が対象の「MAKER WOOD」の二つ。
小野さんは「ウッディーラーが中心となってブランド戦略を進め、木を使いたい人と木を届けたい人をつなげたい」と話している
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