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- ID:
- 37672
- 年:
- 2017
- 月日:
- 0223
- 見出し:
- 松本で馬の木材搬出、復活へ 引退した競走馬が里山で訓練
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170222/KT170218GTI090004000.php
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- 【写真】
- 記事
-
長野県松本市の柳沢林業(原薫社長)が、馬を使って伐採木を山から運び出す「馬搬(ばはん)」を導入しようと準備している。
機械による搬出と比べて小規模な伐採に適しており、作業費用を抑えられるという。
北海道の「ばんえい競馬」を引退した競走馬を迎え、同社の社員2人が岡田地区の里山で訓練し
ている。
馬搬は切り出した木材を馬に引かせて山から搬出する昔ながらの林業の手法。
かつては松本地方でも行われていた。
ばんえい競馬は、大型馬が鉄そりを引いて坂のある障害コースを走る北海道独特の競馬で、農耕馬を競わせたのがルーツとされる。
里山の施設を馬小屋に改修し、2015年まで競走馬だった「ヤマト」(雄11歳)を昨年7月に受け入れた。
社員の犬飼哲平さん(42)=松本市桐=と、小山由紀子さん(37)=同市沢村=が、里山内に設けたコースで木材を引くなどの訓練をしている。
「(木材を引く)ヤマトと息を合わせ、動けた時はうれしい」と犬飼さん。
小山さんは「ヤマトと馬搬が岡田の里山の象徴になるよう、練習に励みたい」と話している。
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