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    ID:
    37551
    年:
    2017
    月日:
    0209
    見出し:
    その卒塔婆、ドイツ産かも 輸入材が主流に、理由は
    新聞名:
    朝日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.asahi.com/articles/ASK284VPHK28UTIL01J.html
    写真:
    -
    記事
    法事やお盆になると墓に立てられる卒塔婆(そとば)。
    先祖の戒名やお経が書かれた細長い木の板だ。
    いま、ドイツなど外国産がほとんどだという。
    なぜなのか  古代ローマ人が「黒い森」と呼んだドイツ南部のシュバルツバルト地域。
    木々がうっそうと連なる、のどかな山あいの製材所「エシュテル」の工場に、厚さ1センチ、幅10センチ、長さ1メートルほどに切られた木の板が天井近くまで積み上がっていた。  「ここにあるのはすべて日本向け。
    12年ほど前、日本人が買い付けに来てから作り始めました」と社長のマヌエル・エシュテルさんは説明する。
    板の素材は、トウヒと呼ばれるドイツでポピュラーな針葉樹だ。
    直径50センチにもなる大木から切り出す。
    木肌が白くて美しく、木特有のにおいも少ない。
    棺おけやかま ぼこの板としても引き合いがある。
    年間、卒塔婆約150万本分を輸出しているという。  全国有数の卒塔婆の産地、東京都日の出町で年間200万本以上を生産する大手メーカー協和木工所の井上雅俊常務は「材料の8割は外国産です」と話す。
    ドイツなど欧州から輸入されている。
    同社の上海工場は中国産の似た木を使っているという。
    「もう日本の山からは、材料が出てこないんですよ」  日本は国土の7割を森林が占める世界有数の森林国。
    戦前から卒塔婆や棺おけなどに使われてきた木材は、モミだった。
    ドイツのトウヒと同じように白く、清浄なイメージが好まれた。
    しかし、森林ジャーナリストの田中淳夫さんによると、国内のモミはほかの種類に比べて量が少なく、市場にあまり出てこなく なったという。
    田中さんは「群生する木ではなく、植林するのも難しい。
    日本の森ではスギやヒノキが主役で、モミを人工的に育てるための技術もあまり研究されてこなかった」と解説する。  一方で、国産の卒塔婆を復活さ… fff:

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