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- ID:
- 34822
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0210
- 見出し:
- 北海道産丸太、輸出急増 ロシア材高値、円安が影響
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- http://http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0233094.html
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- 【写真】
- 記事
-
トドマツやカラマツなど道産針葉樹の丸太輸出量が急増している。
2014年度は6万6千立方メートルと、統計が残る1978年度以降で最大だった83年度の1万6500立方メートルから4倍となり、15年度も前年度比10%増で推移している。
ロシア材の急騰と円安により道産材の競争力が高まったことや、
道内の製材工場が減った事情もある。
かつて道内ではナラなど広葉樹林を伐採して国内外に出荷し、針葉樹林に切り替えていた。
1980年代後半以降は切り替えが一段落したことや円高により、丸太輸出は96年度にはわずか16立方メートルに落ち込んだ
道や林業関係者によると、針葉樹丸太の主な輸出国であるロシアが、付加価値が高い製材での輸出を促進するため丸太の輸出関税を2000年代後半から段階的に引き上げ、現在は樹種によって13~25%、一定量を超えた分は80%を課税し、ロシア材の価格が上昇。
さらに円安も加わり、13年度の
輸出は1万5千立方メートルと28年ぶりに1万立方メートルを突破した。
道などのまとめによると、針葉樹の丸太の輸出量は15年度も4~12月の累計が前年同期比10%増の4万6千立方メートルで推移している。
函館、苫小牧、留萌の3港から木材船で輸出し韓国向けが70%、中国向けが30%を占める。
貿易統計によると、道産針葉樹丸太の平均輸出価格は14年度1
立方メートルあたり平均1万2600円。
木材1千立方メートルは太さ30センチ、長さ3・65メートルの丸太約3千数百本分に相当する。
(経済部 米林千晴)
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