v11.0
- ID:
- 37064
- 年:
- 2016
- 月日:
- 1211
- 見出し:
- 文化支える木材を大切に 奈良で「春日奥山古事の森」シンポ
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/region/news/161211/rgn1612110023-n1.html
- 写真:
- -
- 記事
-
社寺の木造建築物を支えるスギやヒノキといった木材の大切さを訴えようと、「第7回春日奥山古事の森」のシンポジウムが10日、奈良市の春日大社感謝・共生の館で開かれ、市民ら約200人が参加した。
社寺や県などでつくる「春日奥山古事の森」育成協議会の主催。
「古事の森」は文化財に使える良質な木材を育成する活動で、春日奥山など全国で約20カ所の国有林に設定しており、協議会が中心となって200~400年かけて育てる計画を進めている。
シンポジウムでは、京都大学生存圏研究所の杉山淳司教授が「木の文化を支えるスギ・ヒノキ・マツの歴史」をテーマに基調講演。
京都の三十三間堂など木造建築物の具体例を交えながら、木材と歴史・文化の関わりについて詳しく話した。
この後、「古都奈良に見る木の文化と森づくり」をテーマにしたパネルディスカッションを実施。
杉山教授や伊勢久夫・春日大社権宮司、片山宏文・林野庁奈良森林管理事務所長ら4人がパネリストを務め、森林育成の現状や動物、害虫に荒らされるという課題などについて議論した
fff: