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- ID:
- 34779
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0205
- 見出し:
- 木のぬくもり感じる木版画展 洲本の文具店
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.kobe-np.co.jp/news/awaji/201602/0008778515.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
3月3日の桃の節句を前に、雛(ひな)人形をテーマにした木版画展が、兵庫県洲本市本町5の文具店「坂本文昌堂」本店ギャラリーで開かれている。
出品したのは専称寺(同市本町8)の輔老(すけたけ)一完住職(83)。
手仕事ならではの温かみあふれる約40点が楽しめる。
(長江優咲)
神戸市で中学校教諭を勤めていた約40年前、木版画を開始。
年賀状や暑中見舞いに使おうと創作に励んできた。
干支(えと)の置物やおもちゃなど、題材にする民芸品は全て収集したもの。
コレクションは約千点にも及ぶという。
小さく丸い豆雛や紙雛など、日本各地の人形を色鮮やかに表現した版画が並ぶ。
お内裏さまとおひなさまが仲むつまじく寄り添う姿は愛嬌(あいきょう)たっぷり。
額縁代わりにびょうぶを使用し、作品の見せ方にもこだわった。
輔老住職は「木版にも機械を使う時代。
彫刻刀とばれんを使う昔ながらの技法だからこそ現れる、木のぬくもりを感じて」と話している。
無料。
29日まで。
午前10時~午後6時半。
11日は休業。
木曜不定休。
坂本文昌堂TEL0799・22・2555
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