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- ID:
- 35939
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0722
- 見出し:
- 3D複製で木材加工 飛騨木工連など 家具量産へ新型機械開発
- 新聞名:
- 岐阜新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160721/201607211001_27688.shtml
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
飛騨木工連合会(岐阜県高山市)と県生活技術研究所(同)は、木製品の原型の形を計測・データ化し、削りだして複製する木材加工機械「3Dスキャニングコッピングマシン」を、市内の機械製造共栄製作所と共同開発した。
原型の素材を選ばず、低コストで短時間での複製が可能。
中小規模の木製家具
メーカーなどでの活用が期待できるという。
木製家具メーカーが現在導入している従来の海外製のマシンは、複製時に金型の原型が必要。
金型の作成や交換には費用や手間が掛かる。
3年前、木材加工の自動化に取り組む同連合会の研究会など3者で新マシンの開発に着手。
原型の計測結果をデータ化し、原型が無くても削りだせるようにした。
20日、試作機の実演を同研究所で実施。
関係者ら約25人が見守る中、原型とした全長20センチのプラスチック製の受話器を約20分で計測、5分ほどで木材を全く同じ形に削りだした。
同研究会の石田恒友会長は「マシンの価格も従来の半額程度になりそう。
原型デザインの自由度も高い。
中小規模のメーカーや個人の工房でも使ってもらえる」と自信を見せた。
実用機は同製作所が12月ごろから受注を開始する予定
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