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    ID:
    35851
    年:
    2016
    月日:
    0709
    見出し:
    200年かけ大木育て 曳山修復で樫を植樹 唐津くんち [佐賀県]
    新聞名:
    西日本新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/257712
    写真:
    【写真】
    記事
    佐賀県唐津市の秋の風物詩「唐津くんち」の曳山(ひきやま)の修復に欠かせない希少な木材を将来にわたって確保するため、唐津曳山取締会(大塚康泰総取締)が県と市の協力を得て植林事業に乗り出す。
    200年かけて大木を育てるという遠大なプロジェクト。
    世代を超え、地域ぐるみで伝統の祭りを守 る意識を育もうという取り組みでもある。  曳山は1819~76年製作の14台が現存。
    それぞれ約30年ごとに漆塗りの本体、木製の台車の大掛かりな修理をする。
    くんちでは曳山を豪快に砂地に引っ張り込む見せ場もあり、台車には大きな負荷がかかるため、栓木(せんぎ)と呼ばれる支柱や操縦用の梶棒(かじぼう)には硬い材質の国産カシを 主に使う。
    しかも節がなく、木目がまっすぐな正目でなければ十分な強度が得られないという。  現在修復中の曳山「七宝丸」(1876年製作)に使う長さ約3~5メートルのカシ材は樹齢150~200年。
    目当ての木材は他地域の山車でも需要があるため年々入手困難に。
    七宝丸を管理運営する江川町の吉村勝朗取締(55)は全国の材木商を訪ね回り、5年がかりでそろえたという。  くんちの伝統を継ぐため木材確保は大きな課題。
    このため取締会は、台車に使うカシとケヤキを自前で育てようと県と市に植林場所の提供を要請し、内諾を得た。
    今月14日に特別委員会を立ち上げ、来年度には曳き子や地元の子どもたちの手で植樹を始める予定。
    大塚総取締は「子どもたちの参加で 、祭りを守る象徴的な活動にしたい」と話す =2016/07/09 fff:

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