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- ID:
- 35586
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0607
- 見出し:
- 木のぬくもり感じて 地元木材で家具開発 /
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/articles/20160606/ddl/k18/020/158000c
- 写真:
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- 記事
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県は県産木材の良さを知ってもらい、利用の拡大につなげようとオフィス家具大手のイトーキ(大阪市)と、スギを使ったテーブルなどを共同開発した。
県の担当者は「木の家具のぬくもりを多くの人に感じてほしい」と話している。
開発したのは応接テーブルやパーティション(間仕切り)、椅子などで、オフィスでの使用を想定。
テーブルの天板には黒スギと呼ばれる黒みがかった素材を使い、特産の「越前和紙」をガラス板で挟んでいる。
県によると福井のスギは色つやが良く、粘りがあるのが特長。
主に住宅に使われている。
家具はイトーキがデザインを手掛け、県家具建具協同組合が製造。
オープン価格で既に販売されている。
県庁のホールにPRのため設置された椅子に座ってみると、木の芳香がほのかに漂う。
手触りも滑らかで、訪れた人もくつろいだ雰囲気で利用していた。
福井は県内の7割以上を森林が占めており、2013年度の木材生産量は約11万6000立方メートル。
ほとんどがスギといい、県は生産量を増やしていき
たい考えだ
イトーキによると、家具はカタログに掲載されている一般的な製品よりやや割高だが、同社は「地元の木材を使うことは森林の育成にもつながる」と強調。
民間企業や官公庁などを対象に、幅広く販売していくという
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