v11.0
- ID:
- 34578
- 年:
- 2016
- 月日:
- 0108
- 見出し:
- 西郷と愛加那を木彫りに 原寸大、2年がかり 奄美大島
- 新聞名:
- 西日本新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/217043
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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幕末、西郷隆盛(1827~77)を乗せた黒糖船を係留したと伝わる鹿児島県龍郷町のリュウキュウマツを材料にして西郷隆盛と、西郷と島で暮らした愛加那(あいかな)の原寸大の木彫りが2年がかりで完成した。
町では年内にオープンする町生涯学習センターで展示する
マツは湾の入り江にあり「西郷松」と呼ばれた。
幹回りが約4メートル、樹齢約250年と推定された。
町は文化財に指定し保存に努めたが2011年に塩害などで枯れたため「西郷がいた歴史を伝えよう」と木彫りの像を作ることにした
町誌などによると、西郷は幕府の追っ手から逃れるため1859年から3年間、菊池源吾と名前を変えて奄美に潜伏。
愛加那との間に菊次郎(後の京都市長)と菊草をもうけている
木彫り制作は2014~15年に県地域振興推進事業を活用した。
費用は約1800万円。
西郷は上野の銅像などを参考に台座込みで高さ2・1メートルの偉丈夫。
愛加那は地元で親戚から取材してイメージしたという
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