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ID:
35287
年:
2016
月日:
0414
見出し:
県産材重ねて梁材に 国交大臣認定へ
新聞名:
信濃毎日新聞
元UR(アドレス):
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160414/KT160411BSI090014000.php
写真:
【写真】
記事
県内の製材会社などでつくる信州木材認証製品センター(長野市)が主体となって開発してきた県産材の梁(はり)材「信州型接着重ね梁(ばり)」が、5月にも品質基準の国土交通大臣認定を受ける見通しとなった。
高さが求められる梁材は北米産マツの使用が主流だが、重ね梁は比較的細い県産材でも角 材や板材を貼り合わせることで高さを確保。
これまで使用実績は一部にとどまっていたが、国の「お墨付き」を得て全国的な普及を目指し、県産材の利用拡大につなげる。 同センターによると、重ね梁はいずれも県産のカラマツやアカマツ、スギ、ヒノキを使用。
角材の上下に板材を接着したり、角材同士を上下に貼り合わせたりして梁の高さを確保する。
一般的な高さ30センチ超の梁材は直径34センチ以上の丸太が必要で、戦後植林された国産材では同等の丸太の安定供 給が難しいという。
だが重ね合わせることで県内産の丸太の主流を占める直径20センチ前後で製造できる。 県林業総合センター(塩尻市)で約20年前に試作が始まり、10年近く前から一部の県内業者が生産販売。
信州木材認証製品センターが独自の品質基準認定をしていたが、全国レベルの認定を得ていないことが普及のネックだった。 このため信州木材認証製品センターは2013年度から、国土交通大臣認定に向けた性能試験を実施。
県林業総合センターなどで曲げや荷重に対する強度、接着性能などを2千本近くで調べ、今年2月に認定に必要な一般財団法人日本建築センター(東京)の審査に合格。
3月に大臣認定を申請した。 認定を受ければ、既に重ね梁を手掛けている征矢野建材(松本市)と上伊那森林組合(伊那市)で生産販売が進む見通し。
信州木材認証製品センターの松本寿弘事務局長は「認定で県産材の利用促進への弾みがつく。
幅広く普及を図っていきたい」としている fff:
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