v11.0
- ID:
- 34531
- 年:
- 2015
- 月日:
- 1222
- 見出し:
- コンセプトは「杜のスタジアム」 高さ抑え屋根に木材
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015122202000246.html
- 写真:
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- 記事
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隈研吾さんらの案は、周辺への圧迫感が懸念された旧計画の高さ七十メートルに比べ約二十メートル低い四九・二メートルに抑えたのが特徴だ。
地上五階地下二階建てで、フィールドは地下二階の高さにある。
地上二~五階には国産スギを使ったひさしを設け、見上げたときに五重塔を思わせるような日
本らしさを工夫した。
屋根も鉄だけでなく木を使い、和風を演出する。
コンセプトは「杜(もり)のスタジアム」
スタンドはすり鉢状で、五輪・パラリンピック時は六万八千席(うち一万席分はメディア用)。
大会後はフィールドの陸上トラック部分にスタンドを増設し、八万席にもできる。
八万席はサッカー・ワールドカップを招致するための条件だ
災害時の対策では、出入り口に近い低層の席を多く配置し、避難しやすくする。
暑さ対策では、スタンドと屋根のすき間などから風を通す。
スタジアム周辺や五階部分の植栽などで照り返しを減らし、気温の上昇を抑える
車いす席は五輪時が四百五十六席、パラリンピック時が七百三席で、同じ数の同伴者席も用意。
前の席で人が立っても観戦できるよう車いす席は三段分の高さを確保する
このほか屋根の一部を透明にして芝生に太陽光が当たりやすくする。
周辺環境では、地下水路になっている渋谷川を地上のせせらぎとして再現する
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