v11.0
- ID:
- 34407
- 年:
- 2015
- 月日:
- 1206
- 見出し:
- 木彫り続け40年、山本さん作品展 9日まで高島
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20151205-OYTNT50230.html
- 写真:
- -
- 記事
-
かつて絵描きになる夢を追った男性が趣味で40年間彫り続けてきた木彫作品を紹介する個展が、高島市安曇川町のギャラリー藤乃井で開かれている。
9日まで
作者は市内在住の山本光永さん(77)。
大分県生まれの山本さんは、子どもの頃から絵を描くのが好きで、美術学校へ行くのが夢だったが、親の反対もあり、自衛官に。
北海道・上富良野に勤務していた時、木彫に目覚め、以来、焼いて表面を黒くしたシナノキに、文字や動物、魚、樹木を彫り続けてきた。
「肘を台につけて、手首の回転で彫る」と言う。
動いた刃の跡には白い木肌が現れ、墨色の表面との美しいコントラストが生まれていく
作業を見つめ続けてきた妻の悦子さん(74)は「部屋に作品があふれて困りますが、出来るなら一生、元気で彫り続けてほしい」とエールを送る。
自作33点を並べた山本さんは「木彫に安らぎのようなものを感じてもらえたら、うれしい」と話している。
無料。
問い合わせは同ギャラリー(0740・32・0150)へ
fff: