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    ID:
    34251
    年:
    2015
    月日:
    1113
    見出し:
    弥生後期の木製よろい公開
    新聞名:
    読売新聞-
    元UR(アドレス):
    http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20151112-OYTNT50153.html
    写真:
    【写真】
    記事
    和歌山市役所で井辺遺跡出土品 祭祀で使用か  和歌山市井辺にある集落跡「井辺遺跡」で、弥生時代後期(2世紀頃)の木製のよろい「短甲たんこう」が出土、12日から市役所1階の市民ギャラリーで公開が始まった。
    市文化スポーツ振興財団埋蔵文化財センターによると、弥生時代の木製のよろいが出土したのは近畿地方で2例目。
    凝ったデザイン などから、集落の有力者が祭祀さいしで使ったとみられる。
    (今村真樹)  見つかったのは背中部分の一部(縦23センチ、横12センチ、厚さ2センチ)で、表面に黒漆が塗られている。
    輪切りにしたトチノキの内側をくりぬいて作っている。  宅地造成のため2012年7~10月に同センターが約760平方メートルを発掘調査し、出土遺物の整理中に発見。
    井戸の中で、水につかっていたため、腐敗を免れたとみられる。  うろこ状に貼り合わせる細かい板「小札こざね」を模したような模様が彫られているほか、幾何学模様の「直弧文ちょっこもん」がある凝ったつくり。
    集落の有力者が祭祀などで使用、その後、不要になって井戸に捨てられた可能性があるという。  同遺跡からは古墳時代の墳丘墓も見つかっており、同センターの担当者は「この地域が長年にわたって栄えた集落だったことがわかる」と分析している。  弥生時代の木製よろいは全国でも20例程度しか出土しておらず、古代の武具に詳しい山口大人文学部の田中晋作教授(考古学)は「木製防具は腐りやすく、残るのは珍しい。
    有力者が富や威信、権力などの象徴として使ったのかもしれない」と話す fff:

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