v11.0
- ID:
- 34193
- 年:
- 2015
- 月日:
- 1106
- 見出し:
- 木彫りの熊にラケット持たせたクルム伊達の恩師
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/national/20151106-OYT1T50045.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
北海道の民芸品「木彫りの熊」が、口にサケではなく、手にテニスラケットを持った。
クルム伊達公子選手や杉山愛さんらを育てた兵庫県テニス協会の小浦猛志会長(73)の依頼で、旭川木彫・工芸品協会の職人5人が6月から製作を始め10体を彫り上げた。
三木市で7~15日に開かれる男子テニスの国際大会の会場で販売され、収益は寄付に充てられる。
小浦さんは日本代表チームの監督だった1990年代後半、世界の会場で民芸品が売られているシーンに感銘。
選手育成のために何度も足を運んだ旭川で目にした「木彫りの熊」は欠かせないと、同協会に協力を要請した。
だが、その道50年以上のベテラン職人たちも「テニスはまったくの素人」。
ボールやラケットのサイズを熊にマッチさせるのは難しく、何度も彫り直した。
いずれも愛らしく躍動感ある作品となり、同協会の菅野秀雄会長(72)は「手に取った人々の反応を見るのが楽しみ」と話している
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