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- ID:
- 32156
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0107
- 見出し:
- 燃料の木材の貯蔵開始へ 木質バイオマス発電所 朝来市
- 新聞名:
- 神戸新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201501/0007637244.shtml
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- 記事
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兵庫県朝来市は6日、同市生野町の工業団地内に整備中の木質バイオマス発電所で、燃料となる木材の貯蔵を1月中旬に始めると発表した。
但馬のほか、近隣の丹波、播磨などから年間約6万2500トンの木質チップや丸太を受け入れる。
発電所の稼働開始は2016年9月の見通し。
(竹本拓也)
価格低迷で伐採したまま放置されている間伐材などを有効利用し、森林資源循環を促す。
豪雨災害などで流出し被害拡大の原因にもなっている放置材を減らすことも狙いだ
発電所は一般家庭約1万世帯分に相当する5千キロワットを売電する。
官民共同としては日本初で、兵庫県森林組合連合会(神戸市中央区)と県、朝来市、兵庫みどり公社(同)、関電エネルギーソリューション(大阪市)の5者が役割分担する。
県森連などによると、木材は県内各地の森林組合など29社・団体が加盟する協議会が供給。
木質チップが43%、丸太が57%で、半年分の使用量を常時貯蔵ヤードに置けるという。
丸太は、16年7月に敷地内で稼働するチップ工場で加工する。
チップ工場と発電所では、16人程度の雇用創出が見込まれる。
朝来市経済振興課は「撤退企業跡地を有効活用し、災害に強い森づくりにも貢献できる事業」と期待している
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