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- ID:
- 33809
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0829
- 見出し:
- 曲げわっぱに人工杉、研究へ連携 木高研など4者、来月協定
- 新聞名:
- 秋田魁新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20150829j
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- 【写真】
- 記事
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大館曲げわっぱへの人工杉活用推進を目指し、秋田県大館市、製造7社でつくる大館曲げわっぱ協同組合、県立大木材高度加工研究所(木高研、能代市)、東北森林管理局米代東部森林管理署(大館市)は来月9日、協定を結ぶ。
国の天然秋田杉の供給停止で材料不足が懸念される中、4者が早
期の代替品確保に向け研究調査で本格連携する。
これまで民有林を中心に実施していた人工杉の選別調査は国有林、市有林に拡大する計画
人工杉は天杉に比べて曲げる際に折れやすいものが多く、天杉と同程度の十分なたわみのある材は、人工杉全体の7%に過ぎないという。
組合と木高研は、昨年から人工杉活用の可能性を探る共同研究に着手。
これまで市内の民有林でセンサーによる立ち木の計測調査を実施したほか、選別した人工杉が加工に耐えられるかどうかをみる検証実験を行った。
協定締結後は人工杉の調査範囲を広げる。
研究を主導する木高研の足立幸司准教授によると、今秋にも大館市長走の国有林にある「曲げわっぱの森」(約20ヘクタール)で樹齢100年超のスギの適材選別に取り組む予定
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