v11.0
- ID:
- 健康につながるのだ
33785
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0830
- 見出し:
- 山形産材の安定需給を 県がプロジェクト設置
- 新聞名:
- 河北新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201508/20150830_52003.html
- 写真:
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- 記事
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山形県は24日、県産木材の安定的な需給体制を構築するため、森林団体などとプロジェクト会議を設置した。
新庄市に県内初の集成材製造工場が進出し、鶴岡市では木質バイオマス発電所が稼働を控える。
県産木材の需要の急増が見込まれ、需給安定化システムの検討や課題の整理を急ぐ
プロジェクト会議は、県森林組合連合会や県木材市場協会など供給側8団体、県産木材利用センターや天童木工(天童市)など需要側9団体、山形森林管理署、自治体などで構成する
森林所有者の負担が大きく進まない再造林、高性能林業機械の導入、輸送トラック不足などの課題を議論。
安定供給に向けたプランや工程表の策定を進め、関係団体と「県産木材需給安定化協議会」を設立する
県内では、製材加工・販売の協和木材(東京)が新庄市で2016年度に、集成材製造工場の操業を開始する。
年間3万6000立方メートルの集成材を出荷する計画で、年間12万立方メートルの県産木材を使用する
鶴岡市では、鶴岡バイオマスが手掛ける木質バイオマス発電所が、秋にも売電を開始する予定で、年間7万立方メートルの活用を見込む
県と全35市町村は13年11月、森林資源活用で経済成長を目指す「森林(もり)ノミクス」を宣言。
県産木材の利用が各地で加速し、需要量は大幅に増える見通しだ。
県は材木などの素材生産量を13年度の31万立方メートルから、19年度には1.8倍の57万立方メートルまで伸ばす目標を掲げている
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