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    ID:
    33668
    年:
    2015
    月日:
    0809
    見出し:
    <天職ですか> 木工おもちゃ職人・山口健治さん
    新聞名:
    中日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2015081002000008.html
    写真:
    -
    記事
    キーンという金属音を立てて、電動糸のこぎりが木の板を滑らかに切り進む。
    木の香りが立ちこめる工房内には、恐竜やゾウ、機関車など木工のおもちゃが、あちこちに飾られている。  「かわいいでしょう。
    恐竜の手足を動かせるところも人気です」。
    恐竜の体に付けられた握り手を回すと、いくつもの歯車が回って、生きているかのような動きを見せる。  歯車でコースを動かせば、ビー玉が転がり続けるからくりおもちゃや、木のボルトを脱着させるだけで、簡単にばらしたり組み立てたりできるショベルカー。
    大人も、触って動かしたくなる面白さが詰まっている。  第一号の作品は十五年ほど前、孫のために作った滑り台。
    近くの店でプラスチック製のものが数万円もすることに衝撃を受け、自分で作り始めた。  大工だった父親の影響で、自身も子どものころからノコギリで遊んでいたが、本格的におもちゃ作りを手掛けるのは初めて。
    ホームセンターで材料を買い集め、五日がかりで高さ一メートルの滑り台を完成させた。
    大喜びで遊ぶ孫の顔に味をしめ、大手ゼネコンを退職した二〇〇二年からは、インターネット上に 掲載してある木工おもちゃの写真を参考に、四百種類ほどを製作した。  「実は、おもちゃのアイデアを教えてくれるのは、子どもたちなんですよ」  住宅街にある工房には、近所の子どもたちが遊びに来る。
    完成したおもちゃを見せると、おもしろいときはいつまでも遊んでくれるが、つまらないとすぐに飽きてしまう。
    どうしたら子どもたちが遊んでくれるのか-。
    子どもの反応を見ながら試行錯誤を続け、歯車で動くおもちゃを生んだ  腕が上達するに連れて口コミでうわさが広がり、各地から注文が入るようになった。
    今は物によっては二、三カ月待ちの人気だ  「ゲームソフトより安くて、子どもが食らい付いて離れないおもちゃを作り続けたい」。
    子どものように目を輝かせた fff:

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