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- ID:
- 33640
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0805
- 見出し:
- 湯布院の木工工房、弁当箱など8点製作
- 新聞名:
- 大分合同新聞
- 元UR(アドレス):
- https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/08/06/212343863
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
時松辰夫さん(右)らが手掛けたモミジ(手前左)、サクラ(手前右)で作った弁当箱やカトラリーなど=由布市湯布院町
8日に運行が始まり、料理やスイーツを楽しむことができるJR九州の観光列車「或(あ)る列車」の車内で使われる弁当箱など計8点を由布市湯布院町川上の木工工房「アトリエときデザイン研究所」が手掛けた。
時松辰夫代表(78)は「或る列車にはデザイナー、料理人ら一流の人が関わっている。
その
思いに応えたかった」と話した。
弁当箱は車内で最初に提供される食事を収める。
角に丸みを持たせた箱の中に三つの容器が入っている。
ふたは裏返せば皿として使える。
スープ用の容器とともに木をくりぬく手法を採用しており「列車がぜいたくな造りで、品格が必要と考えた」と時松代表
スプーンなどのカトラリーも工夫が光る。
持つ部分の曲線などを調整して、列車走行時の振動で転ばないようにするとともに取り上げやすくした。
口に含んだ時においしく感じる厚みにもこだわっている
2両の車内がメープル材とウォールナット材で異なるため、食器の木材も色を合わせてモミジとサクラを使った2種類を用意した。
1月に同社から注文を受け、材料集めや加工にスタッフ6人は奔走。
弁当箱とスープの容器は160セット、カトラリー6点は200セットを製作した
同社によると、車内で使う食器、食材は九州産のものを使うという方針があり、複数あった候補の中から同研究所が選ばれた。
時松代表は「九州活性化の思いを込めて作った。
骨の折れる仕事だったが、できて良かった」と喜
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