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- ID:
- 33600
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0730
- 見出し:
- 中国地方最古の木彫仏 島根県芸術文化センター、奈良時代の作を公開へ
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/region/news/150730/rgn1507300026-n1.html
- 写真:
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- 記事
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島根県芸術文化センター(益田市)は、平成25年12月~今年3月の石見地方の仏像調査で、文化財級の仏像11体を確認したと発表した。
県西部の本格的な調査は初めて。
9~11月に同センター・グラントワで開かれる企画展「祈りの仏像 石見の地より」で公開される。
確認されたのは、9寺院が所有する奈良-江戸時代の11体。
このうち、大田市の圓福寺(えんぷくじ)(佐々木方教住職)が所有する「木造観音菩薩立像」(高さ42・1センチ、写真)は、髪形や表情などの形状や様式から奈良時代(8世紀)の作と判断された。
木彫では中国地方最古の仏像。
これまでの
最古は観音寺(鳥取県北栄町)の「千手観音菩薩立像」(平安時代初期、重要文化財)だった。
同センターの椋木賢治学芸課長は、出雲地方に比べ石見地方は寺院の歴史が浅く、寺より古い仏像が残るケースがほとんどだったとした上で「寺院としての継続性がないため、今まで仏像が発見されなかったのでは」としている。
佐々木住職(82)は同菩薩立像について「古いものだと聞いてはいたが、驚いている」と話した
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