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- ID:
- 33577
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0727
- 見出し:
- バイオマス燃料の自給率向上、国産木材活用がカギ
- 新聞名:
- 電気新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shimbun.denki.or.jp/news/main/20150727_01.html
- 写真:
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- 記事
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◆林野庁が利用量引き上げ方針、間伐材の流通に課題
バイオマス発電に使う燃料の輸入が拡大し、政界や有識者から「エネルギー自給率の向上につながらない」という懸念が出ている。
林野庁は懸念を踏まえ、燃料にする国産木材の利用目標量を来年夏までに現行の600万立方メートル(360万トン)から引き上げる方針を固めた。
山に残されたまま使われ
ていない間伐材の利用拡大が想定されているが、流通の仕組みが整っていないことなど、実現には様々な課題がありそうだ
バイオマス発電に輸入燃料を使う例は増えている。
木くずなどを固めたペレットや「PKS」と呼ばれるパームヤシ殻が代表的だ。
民間調査によると、2014年のPKS輸入量は13年比で約2倍の約23万トンとなった。
国産木材と比べて「調達の安定性が高い」(林野庁)ことが背景にある。
輸入燃料向けに、FIT
(再生可能エネルギー固定価格買取制度)で1キロワット時当たり24円の買い取り価格が設定されていることも一つの理由だ
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