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- ID:
- 33476
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0710
- 見出し:
- 文科省/学校施設の木材活用促進/3階建整備へ手引き/検討会設置
- 新聞名:
- 日刊建設通信新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kensetsunews.com/?p=51097
- 写真:
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- 記事
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文部科学省は、学校施設整備での木材活用を推進するため、木造3階建て学校施設を自治体が整備する際に参考となるよう、整備のポイントや防火規制の留意事項など技術的な内容をまとめた手引きを2016年3月に策定する。
策定に当たり、有識者7人で構成する「木造3階建て学校施設に係る
手引作成検討会」を設置、初会合を15日に開く。
検討会は4回程度開催する見通し。
検討の成果を手引きとしてまとめる
これまで木造3階建ての学校施設は、耐火建築物とする必要があったが、6月1日施行の改正建築基準法によって規制が緩和され、一定の延焼防止措置を講じた「1時間準耐火構造の建築物」としての整備が可能になった。
しかし、1時間準耐火構造の木造3階建て学校施設は新たな規定となり、現時
点では実例がない。
このため、特に防耐火にかかわる部分の仕様や納まりなどを整理して、明確化することが必要になっていることから、手引きを策定することにした
検討会では、平面計画や構造計画、各部の詳細な納まりなどを把握するために、木造3階建て学校施設の設計を実施。
設計内容を検証して、得られた知見をもとに問題や課題、留意事項を洗い出し、整備する際のポイントなどを手引きとしてまとめていく
手引きは、自治体の学校施設整備を担当する技術系職員や施設設計を担う設計者に活用してもらう。
自治体教育委員会の技術系職員が減少傾向にあることを踏まえ、専門家以外の事務系職員にも理解してもらえるように作成する考えだ
検討会のメンバーは次のとおり(敬称略)
▽加来照彦(現代計画研究所代表取締役)▽小倉匠(岩手県遠野市教育委員会教務課管理係長)▽小林道和(竹中工務店先進構造エンジニアリング本部特殊架構グループ副部長)▽鈴木淳一(国土交通省国土技術政策総合研究所建築研究部防火基準研究室主任研究官)▽高村秀樹(栃木県鹿
沼市教育委員会教育総務課課長補佐)▽成瀬友宏(建築研究所防火研究グループ上席研究員)▽安井昇(桜設計集団一級建築士事務所代表)
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