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- ID:
- 33443
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0705
- 見出し:
- ミニ大八車に 木工技術の粋
- 新聞名:
- 新潟日報-
- 元UR(アドレス):
- http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20150706191495.html
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- 【写真】
- 記事
-
19日まで、村上 補修技術を継承
村上市内の祭り「村上大祭」「瀬波大祭」「岩船大祭」で引くおしゃぎり(屋台)の補修技術を継承する大工らが手掛けた模型展示会が3日、同市鍛治町の市コミュニティデイホームで始まった。
ミニチュア大八車の力作が並んでいる。
◇ ◇
おしゃぎりは木造で堆朱などが施される。
長い間引き継がれてきたおしゃぎりは補修が必要になるが、職人が高齢化して修理が困難になりつつある。
市建築組合などは技術継承を目指し、2月に塾を開講した。
塾生は大工が中心で、20~70代の約20人。
月1回ほど集まり、実物の3分の1の模型制作に取り組んできた。
木材には、柔らかく加工しやすいが繊細な技術が必要とされるスギ材などを使った。
展示会は6、7の両日に開かれる村上大祭に合わせて企画し、19個の模型が集まった。
18個は漆塗りを施していないため木目が見え、作品ごとに違った味わいが感じられる。
埼玉県から訪れた男性(73)は「くぎを使わない木工技術が引き継がれ、大八車に反映されているのがすばらしい」と話した。
19日まで。
問い合わせは市コミュニティデイホーム、0254(52)7785
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