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- ID:
- 33319
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0620
- 見出し:
- 市産木材、安定的に調達 小田原市が基金創設 2015年06月19日
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20150618-OYTNT50370.html
- 写真:
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- 記事
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小田原市は、市産木材を安定的に調達することを目的とした基金を創設する。
市は公共建築物に市産木材を積極使用しており、必要な時に確実に購入できるよう予算を積み立てる。
基金額1500万円を盛り込んだ条例案が市議会で可決されれば県内初の条例となり、年間100立方メートルの木材の調
達が可能になる。
市は2012年2月、公共建築物への市産木材の積極使用方針を決定した。
市面積の約4割を森林が占め、木材を活用することが森林の維持にもつながるためだ
木は通常、伐採から乾燥させて木材となるまでに半年から1年かかるが、市は林産地ではなく、市内の製材業者は多くのストックを持たない。
市が必要とする時に木材の確保が難しい状況にあり、これを改善するため、基金を創設することにした。
運用では、新たに木材を使用する場合、基金から立て替えをして先行取得し、翌年度の予算執行時に同額を基金に戻す。
100立方メートルの木材は、2階建て一般住宅が4~5棟建つ量という。
市は市産木材を使って石垣山一夜城歴史公園の駐車場トイレ、市役所やハルネ小田原の受け付けカウンターなどをつくってきた。
今年はバンガローを増設する予定で、市は「他部局と協議していろいろな公共施設で使いたい」とし、将来的には小中学校校舎の木質化も視野に入れている
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