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- ID:
- 33292
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0616
- 見出し:
- 音色上々「天竜杉のエレキギター」 17日お披露目
- 新聞名:
- @S[アットエス] by 静岡新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.at-s.com/news/detail/1174205585.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
国産木材の付加価値を高めようと、一般社団法人創造再生研究所の小見山将昭代表理事(58)=御殿場市出身=が、本県産の天竜杉で作ったエレキギターをプロデュースした。
「文化芸術の面から木材の可能性を広げたい」と語る小見山さんは、17〜19日に東京で開かれる展示イベント「スマートコミ
ュニティージャパン」でギターをお披露目する
ギターの名称は「サクウッド ムーンレボリューション ナンバー15」。
音楽プロデューサーでもある小見山さんがデザインし、ギター職人として40年以上のキャリアがある浜松市南区の松井正博さん(67)が製作した
ギターの木材は、年輪が詰まっていて固い北米産のメープルやマホガニーなどが主流。
柔らかく、塗料を吸い込みやすいスギは「楽器に向いているか不安だった」と小見山さん。
松井さんは天竜杉の中でも特に年輪が詰まった銘木を選び、乾燥にも通常の倍以上の時間をかけた。
試行錯誤の末に完成したギ
ターは「通常の6割ぐらいの重さで使いやすい。
音のバランスも良く、外国産材と比べても遜色ない」と太鼓判を押した
小見山さんはイベントに向け、PRポスターや映像も製作した。
モデルは富士市出身で「2015ミス日本みどりの女神」の佐野加奈さん(21)が務めた。
御殿場市の秩父宮記念公園で行われた撮影で天竜杉のギターを初めて手にした佐野さんは「静岡県から林業や木材の素晴らしさを発信したい」と語った
森林資源の活用の必要性が全国で叫ばれる中、小見山さんは「従来の常識にとらわれずに林業や楽器産業と向き合うことが、森の循環を促す鍵になる」と言葉に力を込めた
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