v11.0
- ID:
- 33189
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0528
- 見出し:
- 動物に託す人の感情 彫刻家・下山直紀
- 新聞名:
- 産経ニュース
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankei.com/life/news/150528/lif1505280006-n1.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
下山直紀(42)は犬や猫、ウサギやシカといった動物をモチーフにした木彫を制作する彫刻家だ。
これまで服を着た犬や猫の立像を中心に制作してきた。
帽子をかぶっているものもあればネクタイ姿も。
実直な表情やすました顔…。
まるで人の心を持っているように見える。
ところが新作は一変。
「あらかじめ膳だてのできていた裏切りだという暗示」という長い哲学的なタイトルの作品は、荒々しく大胆に彫られ、かわいらしさを一蹴した。
見た目は怪獣を思わせ不気味で怖い。
高さが2メートルほどあり、迫力十分だ。
彫刻の大家、高村光雲の明治時代の傑作「老猿(ろうえん)」を
連想させる。
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