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- ID:
- 33178
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0529
- 見出し:
- 三菱地所グループ、山梨の県産材活用を拡大
- 新聞名:
- 三菱地所グループ、山梨の県産材活用を拡大
nikkei BPnet-
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/052200005/052600001/
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- 【写真】
- 記事
-
企業と地域が組む活性化の試みは、とかく「社会貢献」の範囲で収まりがちだ。
その点、三菱地所グループがNPOえがおつなげてと連携して山梨県で進める「空と土プロジェクト」は、CSRの活動を事業に組み込むことで持続力を高めている。
三菱地所ホームが2011年から始めた山梨県産材の活用は、グル
ープ内に広がりを見せている。
三菱地所グループは2008年以降、NPOえがおつなげて(山梨県北杜市)と連携して「空と土プロジェクト」に取り組む。
えがおつなげては、都市のニーズと農山村の資産を結びつけながら地域を元気にする活動を行っている。
空と土プロジェクトでは、山梨県の農山村への体験ツアーやそこで収穫した産品を利用した商品開発などを実施してきた。
体験ツアーは、グループ社員と家族、マンションや戸建て住宅の顧客、三菱地所が本拠を構える東京・丸の内エリアの就業者をそれぞれ対象に、田植えや稲刈り、木の間伐体験など
を行う。
また、丸の内エリアの就業者が育てた酒米を使って純米酒「丸の内」を開発製造し、同エリアの飲食店やショップで販売している(写真1、2)。
三菱地所グループでは、この純米酒を営業ツールとしても活用している。
天候不順でコメの収穫量が少なく、割り当て本数が例年より少なかった年には社員から苦情
が出たというほど、馴染みの存在になっている。
写真1●「空と土プロジェクト」酒米の田植え(写真:三菱地所グループ)
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写真2●「空と土プロジェクト」で開発した純米酒「丸の内」(写真:三菱地所グループ)
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三菱地所の水田博子・環境・CSR推進部主事(写真:編集部)
「CSR活動のプロジェクトを長く継続していくには、社員の認知度を高めて共感を得ることが大切。
そのためには本業と連携させる仕組みづくりが欠かせない」と、三菱地所環境・CSR推進部の水田博子主事は話す
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