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- ID:
- 32874
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0402
- 見出し:
- サンエービルド、雨水タンク「江戸天水」 国産材で覆い景観と調和図る
- 新聞名:
- SankeiBiz
- 元UR(アドレス):
- http://www.sankeibiz.jp/business/news/150403/bsl1504030500001-n1.htm
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- 記事
-
住宅の増改築やリフォームを手掛けるサンエービルドシステムは、ロングセラー商品の雨水タンク「ミニダム」を国産杉の木枠で覆った新商品「江戸天水」を発売した。
杉が醸し出す落ち着いた雰囲気による意匠性と、雨水利用の実用性の両立をねらった。
意匠性を前面に、一般住宅や公園を管理する自治
体などミニダムの販売先に加え、商業施設や、アミューズメントパークへの営業も強化する。
サンエービルドの山本博子社長は、「2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、自然と共生する日本らしさを前面に展開していく」と意気込む
タンクにためた雨水はトイレや洗車などの生活用のほか、火災時には消火にも使える。
内部のポリエチレン製タンクの容量は200リットルで、小降りの雨でも2時間もあれば容量いっぱいの水がたまる。
価格は19万2240円。
初年度は月産10台を計画している。
ベースになったミニダムは、1995年の発売以来、累計1800台を売り上げた息の長い商品。
ただ、大手メーカーも類似商品を出してきたことから、江戸時代に使われた木製の防火用水をヒントに、ミニダムを木材で覆うことを思いつき、「周囲の風景に溶け込むような日本らしさを醸し出す」というコンセプトの下
、江戸天水を開発した。
“日本らしさ”へのこだわりから「国産材の利用と伝統技術にこだわった」。
用いたのは国産の杉の間伐材で、地産地消を進めることを目指して可能な限り東京・奥多摩産を使っている。
杉材の表面は、防水、防腐、防虫効果がある伝統的な天然塗料の柿渋を塗って強化し、木の部分はすべて職人の手づく
りで付加価値を高めたという
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