v11.0
- ID:
- 32828
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0403
- 見出し:
- 米沢発の木製ブロック世界へ 未利用材を活用
- 新聞名:
- 河北新報-
- 元UR(アドレス):
- http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150401_52001.html
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- 記事
-
米沢市のニューテックシンセイが製造販売する玩具用木製ブロックが国内外で注目を集めている。
主に地元の山形県置賜地域から出る規格外の未利用材を活用、自然な風合いが特徴でインテリアにも利用されている。
本業のOA機器組み立てで蓄積した金属加工技術を生かしている。
創業は1980年。
本業が伸び悩んでいた2009年、独自製品の開発で打開を図ろうとブロック製作に着手した
湿度が変われば微妙に収縮膨張する木材の特性や、樹種で異なる硬さなどをプログラミングし、自動的にブロックを削る製造装置を自社開発した。
11年に「MOKULOCK(もくロック)」として販売を始めた
1個の大きさは縦約3.2センチ、横約1.6センチ、高さ約1.3センチ。
材料は桜やケヤキなど6種類の無垢(むく)材で塗装はしない。
精巧な作りと自然な味わいが評判となり、東京の老舗玩具店や有名セレクトショップも扱う
パリで1月にあった欧州最大級のインテリア・デザイン見本市「メゾン・エ・オブジェ」に出展し、環境に配慮した商品を扱う企業として「グリーン・アイテナリー賞」を受賞した。
海外のショップからの受注はさらに増加したという
現在の1日当たりの生産量は当初の20倍の1200個。
ことしは3倍程度に増やす計画だ。
桑原晃社長(35)は「子どもの成長の一助となり地域が元気になることを願い、柱となる事業に育てたい」と話している
24個入り2000円(税別)。
連絡先はニューテックシンセイ0238(21)3155
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