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- ID:
- 32747
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0324
- 見出し:
- 福津移住の細井さん 木工の魅力伝える
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/news/20150323-OYTNT50323.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
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北海道出身の木工作家細井護さん(41)は、木材を使った手作りの楽しさと、木製品の素晴らしさを広めようと、福津市津屋崎に移住し、「みんなの木工房 テノ森」を開き、活動を続けている。
木工教室には県内外から生徒が集まり、楽器の製作に工房を利用する人もいる。
細井さんは北海道の大学で美術を専攻。
札幌市の「財団法人札幌芸術の森」で木工専門員として勤務した。
米国やインド、ネパールで創作の方向性を模索し、木材に彫刻を施して、水や風が大地に水紋や風紋を描いたようなイメージの作品を発表するようになった。
数年前から木工の活動拠点を設けたいと考え始め、妻のさおりさん(41)が福津市出身だったことから、津屋崎干潟近くの倉庫を借りて改装し、2013年11月にオープンした。
木工教室は1日~7日間のコースが約50種類ある。
細井さんは家具作りを指導。
お尻の形に合わせて、いすの表面に丸みをつけて彫る技法などを教えている。
工房を借りて楽器づくりを手がけている土澤哲雄さんによるウクレレ作りもある。
簡単な物を作りたい人には、1時間150円で工房を貸し、旋盤や電気かんな、工作台、工具の使用は無料。
高度な電動工具も有料で利用できるようにしている。
細井さんは「自分だけのダイニングテーブルや、いすなどを作る楽しさを体験してほしい。
木工技術を知れば、木製品を見る目が養われる。
職人さんが手がけた製品にも興味がわき、消費拡大につながると思う」と期待している
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