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    ID:
    32704
    年:
    2015
    月日:
    0318
    見出し:
    自由への憧れ作品に 難病男性が木彫レリーフ展
    新聞名:
    大阪日日新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150317/20150317035.html
    写真:
    【写真】
    記事
     関節が痛んだりこわばる難病・強直性脊椎炎(きょうちょくせいせきついえん)(AS)の男性が24~28日、大阪市阿倍野区阪南町のギャラリーいくとくで「木彫レリーフ展」を開く。
    約20年前から取り組むピエロをテーマにした作品など約30点を展示する。 「木彫レリーフ展」を開く福田さん(前列右から3人目)と木彫り教室の受講生=堺市堺区のジョイントハウス  この男性は堺市堺区の福田進さん(60)。
    高校時代に発症し、「立っていられないほど」の関節の痛みに苦しんだ。
    約10日間、ずっと痛みが続き、ようやく収まっても、何日かすると突然、痛みが再発した。  当時はASという病気そのものが医師の間でもほとんど知られておらず、福田さんも神経痛やリウマチと診断され、治療の効果がないまま、複数の病院や医院を転々とした。
    症状が出ても「痛み止めを飲んで家でじっとがまんしているしかなかった」という。  ASと分かったのは30歳のころ。
    病気の進行を止めることはできないが、股関節を人工関節にする手術を受けたことで、それまでのような鋭い痛みはなくなった。  手術後のリハビリ中に芽生えたのが、木彫りへの興味。
    工業高校の木材工芸科に進むなど「もともと木を切ったり、削ったりするのが好きだった」のに加え、4歳上の姉が木彫り教室を開いていたことから、姉の教室で本格的に取り組むようになった。  40歳のころ、人工関節の手術を担当した主治医の辻本正記さん(故人)が、同区の三国ケ丘駅近くに整形外科・リウマチの専門病院を開業。
    2階の交流スペースに「木彫り教室を開かないか」と勧められ、通院患者の付き添いの家族らに教えるようになった。  ピエロを好んで彫るようになったのも、この時期。
    病気で体を自由に動かせない分、「アクロバットのようなサーカスの動きに憧れがあった」。
    中でもピエロは「一言もしゃべらないで、身ぶりと表情だけで全てを表現していて、すごいと思った。
    あの動きや表情を木彫りで再現したかった」という。  レリーフ展では自身の作品20点に加え、木彫り教室の受講者8人の作品約10点も展示する。
    福田さんは「こう見てほしい、とは思わない。
    自由に見て、自由に感じてもらえれば」と話している fff:

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