v11.0
- ID:
- 32631
- 年:
- 2015
- 月日:
- 0307
- 見出し:
- 木彫モニュメント、今金に建立 刻んだ児童、写真集に 制作の石黒さん、卒業記念に寄贈
- 新聞名:
- 北海道新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/596522.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
生まれ故郷の町内花石地区で昨年11月、青森ヒバを使った木彫モニュメントを建立した石黒克彦さん(72)=栃木県那須塩原市在住=が、その制作に携わった今金小6年生の姿を収めた写真集を作り、計225部を町教委や同地区自治会、児童たちに送付した。
写真集は「子供たちの卒業の記念に作っ
た」といい、町教委も良い思い出になると感謝している。
モニュメントは「古里の集落を元気づけたい」と、石黒さんが、親交のある彫刻家向井勝実さん(68)に依頼し、実家の跡地で制作して建立した。
樹齢500年の青森ヒバ3本を今金に運び込み、昨年11月6日に同小6年生40人が制作を体験。
木づちとのみで、表面に飾り彫りを施した。
2月末に町や町教委、同小に届いた写真集はB5判26ページ。
「げんきに刻む」とのタイトルで、ひとのみ、ひとのみに力を込める児童の姿を全員分、収録している。
「木を彫るのは難しかった」「楽しかった」「木がとてもいいにおいだった」などの児童たちの感想の言葉も掲載した。
石黒さんは「子供たちは将来、町を離れるかもしれないが、手を加えたモニュメントは古里に残る。
制作の思い出を形にしたかった」と話す。
こうした心遣いに中島光弘教育長は「貴重な学びの機会をつくってもらった上に、卒業のよいはなむけを頂いた」と感謝している
fff: