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- ID:
- 29557
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0131
- 見出し:
- 木材消費拡大へ産直協定 南都留森林組合とパルシステム
- 新聞名:
- MSN産経
- 元UR(アドレス):
- http://sankei.jp.msn.com/region/news/140131/ymn14013102120001-n1.htm
- 写真:
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- 記事
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南都留森林組合(都留市、杉本光男組合長)は、首都圏を中心に食材の宅配などを展開するパルシステム生活協同組合連合会(本部・東京都新宿区、山本伸司理事長)と、森林保全や木材の活用などに取り組む産直協定を締結した。
1都9県に約138万人の組合員を抱えるパルシステムとの連携によ
り、木材の消費拡大や林業従事者と消費者の交流を通じた林業振興が期待される。
協定書では、水源地である県南東部の自然環境と森林の保全活動を実施し、持続的な地域社会をつくることを目的としている。
具体的な活動は両者が年2回、産直会議を開いて決める。
調印式は16日に行われ、共同開発した最初の商品として積み木と脱臭剤がお披露目された。
積み木は手のひらサイズ。
都留市内の間伐材を西桂町の製材所で乾燥し、富士吉田市の木工所で仕上げた。
脱臭剤は間伐材の炭を固めたもので、都留市の業者が製品化。
いずれも東京都在住のおもちゃ
デザイナーが創作した。
販売は6月からの予定。
今後、家具などの商品化も検討しているほか、パルシステム組合員を対象とした森林見学や間伐体験などのツアーも企画する。
「都市と地方を結ぶ交流により、山村経済が活性化されることに期待している。
新しい森づくりのきっかけにしたい」と杉本組合長。
パルシステムは農水産業で産直を手がけているが、林業分野での産直協定は初の試みで、山本理事長は「組合員が森の整備に携われる仕組みをつくっていきたい」と話した
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