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    ID:
    31682
    年:
    2014
    月日:
    1103
    見出し:
    旭日双光章 県家具工業組合理事長 横内昭次郎さん(77) 柔軟さの根底に情熱
    新聞名:
    産経ニュース
    元UR(アドレス):
    http://www.sankei.com/region/news/141103/rgn1411030012-n1.html
    写真:
    -
    記事
    旭日双光章 県家具工業組合理事長 横内昭次郎さん(77)  ■柔軟さの根底に情熱  3日付で発表された秋の叙勲では、さまざまな分野での長年にわたる功労が認められ、県内からは旭日章に28人、瑞宝章に198人が選ばれて栄誉に輝いた。
    旭日双光章を受章した県家具工業組合理事長の横内昭次郎さん(77)にこれまでの歩みを聞いた。                    ◇  木材加工の技術を生かし、大手電機メーカーなどが開発を目指す工業製品の模型である“モデル”を半世紀以上にわたって作り続けてきた。
    受章の報に接し、「うれしいけれど、大先輩や後輩に恵まれた結果。
    自分の力はたいしたことない」と控えめに喜ぶ  山梨県韮崎市でクリーニング屋の次男として生まれた。
    18歳の頃に仕事を求めて故郷を離れ、横浜市西区に本社を置く家具製作会社に就職。
    当時最先端の木材加工技術を持っていた音響メーカーに出向し、技術を磨いたこともあった。  これまでに製作してきたモデルは、炊飯器や冷蔵庫などの家電をはじめ、エレベーターやトイレなど多岐にわたる。
    設計図に基づき細かな部分まで再現して立体化することで、完成品のイメージがつかみやすくなり、製品化の前に改良を加えるのに役立つ。
    「開発担当者に『こうするとデザインが生きる』など と提案し、実際の商品に反映されることは魅力的だった」と話す  30歳を前に、技能の高さを評価してくれた取引先に「いっそのこと会社を作ったらどうだ」と声を掛けられて独立し、「横内製作所」を立ち上げた。
    それから約半世紀、JR品川駅の案内用電光掲示板や首都高速の非常脱出通路、大手電機メーカーの家電などさまざまなモデルを作製。
    電光掲示板などはモデ ルにとどまらず実物の製作にも携わった。
    それ以外にも木工技術を生かし、東京芸術大の音楽ホールで、音響効果に優れた内壁の製作などにも当たった。  「3D(3次元)プリンターなどの技術が発展してから、モデルの役割が減っている」と話すが、「コンピューターは画一的。
    長年培った経験を基にコンピューターにできないことを発想するのが技術屋の仕事」と力を込める。  会社設立から半世紀の間に、木材が中心だったモデルの材料は、樹脂や金属中心へと様相を変えていったが、顧客の要望に合わせ最適な材料をその都度選択するなど、時代の変化に柔軟に対応してきた。  柔軟さの根底にあるのは、より良い製品を作ろうとする情熱だ。
    「相手の要望に応えた上で、経験に基づきさらに良くなる提案をする。
    夢のある仕事ができたら、うれしいよね」と笑顔を見せた fff:

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