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- ID:
- 31671
- 年:
- 2014
- 月日:
- 1029
- 見出し:
- 「何遠亭」に地元木材や和紙 山口市整備
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/local/yamaguchi/news/20141029-OYTNT50159.html
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- 記事
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山口市は、市が湯田温泉の井上公園内に計画している「何遠亭かえんてい」を模した建物の整備事業の概要を明らかにした。
11月下旬にも着工し、今年度内の完成を目指す方針。
園内にある三条実美らをしのぶ「七卿の碑」などのライトアップも行う。
(井手祥雄)
市によると、何遠亭は、政変で京都を逃れ、明治初期に太政大臣を務めた実美が一時住んだ建物。
市は6月、残っている平面図を基に建物を整備する方針を示していた。
事業費は、周辺のトイレの改修を含め約7000万円。
6畳程度の二つの和室や縁側を備えた延べ床面積約60平方メートルの木造平屋を設ける。
市内産の木材のほか、障子には同市の徳地和紙を使う。
住民らが明治維新関連の展示などを行えるようにするという。
このほか来年度には、七卿の碑や市出身の詩人・中原中也の詩碑などをLED照明でライトアップできるようにする予定だ
同市は2018年の明治維新150周年に向け、「明治維新の策源地」を合言葉に観光PRを展開中で、明治維新ゆかりの史跡の整備を進めている。
16年度までに、伊藤博文らが利用した旧料亭「山口市菜香亭さいこうてい」(山口市天花)周辺に和風庭園広場を設けるほか、藩士の宿所となった市指定文
化財「十朋亭じっぽうてい」(同市大殿地区)についても、18年までに維新関連の資料を展示する施設に改める。
渡辺純忠市長は「明治維新の節目の年が来るのを機に、市民にも山口市が歴史の転換点の重要な舞台だったことを見つめ直してほしい」としている
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