v11.0
- ID:
- 31616
- 年:
- 2014
- 月日:
- 1023
- 見出し:
- 台湾向け新興梨の穂木不足 生産量アップへ対策
- 新聞名:
- 日本海新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nnn.co.jp/news/141023/20141023004.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
鳥取県では台湾の梨農家に、県産の赤梨「新興」を中心に穂木を輸出している。
しかし、生産者の高齢化や栽培面積の減少によって、年々穂木が不足。
このままでは近い将来、輸出が困難になるとして、JA全農とっとりは、県内に穂木の専用園を設置するなどして、生産量アップに乗り出している。
鳥取県の新興の穂木が接がれ、親指大に育った台湾の梨(提供)
穂木の輸出は1997年から始まった。
梨農家にとっては剪定(せんてい)で切り捨てる枝が副収入にもなると、新興を中心に豊水、あたごを出荷。
2004年度には3961箱(1箱10キロ)の出荷量があったが、13年度は2165箱と半分近くにまで減少。
11年度からは広島県産を加えて数量を確保している。
台湾では日本梨に人気があり、特に日持ちがして味の良い新興梨の需要が高い。
ところが温暖な気候で休眠期がないため、日本梨の花芽がつかない
そこで、日本の主要な産地から冬に剪定した花芽のついた枝を輸入。
台湾の梨に接ぎ木する方法で栽培しているが、毎年、穂木を接ぎ木しないと梨は結実しないため、農家にとっては死活問題になっている
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