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- ID:
- 31526
- 年:
- 2014
- 月日:
- 1013
- 見出し:
- 海外技術/フィンランド研究センター、木材繊維で高品質断熱材開発へ
- 新聞名:
- 日刊工業新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720141013eaah.html
- 写真:
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- 記事
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VTTフィンランド国立技術研究センターの研究チームは、木材繊維を利用した断熱材や、施工現場でスプレーして作れる高機能発泡断熱材の開発を進めている。
再生・リサイクルが難しい断熱材に代わる高品質断熱材を開発し、量産技術を確立する。
開発目標は断熱特性に優れるポリウレタンと同レベル
のもの。
これには木材繊維の中に存在する泡構造を作り出し、断熱特性を高める方法が考えられている
ポリイソシアヌレートやポリウレタンなどを施工現場でスプレーする現行のプラスチックベースの発泡断熱材は、防毒マスクなど作業員を保護する手段が必要。
これに対し木材繊維利用の発泡スプレー断熱材では、作業時はもちろん、処理後も健康被害が起きる懸念がないという
新しい断熱材は製造時の省エネ効果が高く、CO2排出がほとんどない、持続的に原料調達が可能といった利点が注目され、欧州市場で有力製品になり得るとみられている。
「WoTIM」という同プロジェクトにはスウェーデンやフランスの研究機関、関連企業も参加。
フィンランド技術庁が146万ユーロを支援
し進められている。
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