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- ID:
- 29517
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0125
- 見出し:
- 木曽馬、丸太引く姿再び 開田高原で「馬搬」公開練習
- 新聞名:
- 信濃毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shinmai.co.jp/news/20140125/KT140124SJI090010000.php
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- 記事
-
木曽馬を飼育・保存している木曽郡木曽町開田高原の「木曽馬の里・乗馬センター」で24日、かつて地元で行われていた馬で木材を運ぶ「馬搬」の公開練習会があった。
同センターが呼び掛け、地元の高校生や県内外の林業関係者、木曽馬に関心のある人など10人が参加。
センター敷地内で木曽馬に
丸太を引かせた。
練習会で使ったのは16歳の雌の木曽馬。
センター職員の中川剛さん(36)と地域おこし協力隊の坂下由衣さん(26)が、馬にくくりつけて後方に垂らした鎖に丸太を引っ掛け、引っ張る作業を実演した。
木曽町の木曽青峰高校3年、須賀愛佳さん(17)は馬に関する課題研究の延長で参加。
手綱を取って
馬を引き、「馬の力が強く、操るのが大変」と話していた。
馬搬は全国各地で行われ、開田高原でも昭和30年代ごろまで山から木材を搬出したり、まき用の木を運んだりしていた。
同センターは昨年、木材産地ならではの文化と木曽馬保存への関心を高め、地域の活性化につなげようと馬搬復活の検討を始めた。
練習後の意見交換会で、木曽福島林業振興会長古畑富省さん(76)=木曽町=は、馬を操る人の育成といった課題はあるものの、「林業の面で馬搬復活の可能性はゼロではない」と話した。
木材の運搬以外の利用方法を考える必要もあるとの声も出た。
センターは今後、地元の子どもたちや高校生も交えた馬搬の普及方法を探る。
中川さんは「木曽馬の頭数の増加にもつなげたい」と話していた
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