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    ID:
      31169
    年:
    2014
    月日:
    0825
    見出し:
    十津川を木工の里に
    新聞名:
    読売新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.yomiuri.co.jp/local/nara/news/20140824-OYTNT50276.html
    写真:
    【写真】
    記事
    ◇林業復興へ若手2職人移住  3年前の紀伊水害で6人が死亡、6人が行方不明となり、甚大な被害が出た十津川村に、2人の職人が移り住み、特産の杉とヒノキで家具などの木工品作りに打ち込んでいる。
    村は長引く林業の衰退で過疎と高齢化が進んでおり、水害が追い打ちをかけた形だが、2人は「十津川を木工の里にしたい」と 村で生きていく決意を新たにしている。
    (小林元) 特産の杉でベンチを作る岡さん。
    「十津川を家具の村に」と願う(十津川村で)  家具職人の岡浩也さん(35)は村出身。
    県立十津川高を卒業後、熊本県や奈良市の家具製造会社などで職人として腕を磨き、2年前に村に戻ってきた。  村としては全国一広い672・35平方キロ・メートルのうち96%が森林。
    かつては林業で栄えたが、丸太を切り出すだけで、木でものを作る職人はいなかった。  当初は村の住民からの求めに応じて、細々と食器棚などを作っていた。
    やがて会社勤めのときに培った人脈を通じて依頼が入り始め、インターネットでも注文を受けるようになると、次第に、村の杉やヒノキの素材を生かした作品が「木の香りがする」と評判になった。
    今では休みはほぼない状態で、「納期が 迫れば、徹夜もざらです」という。  岡さんの夢は、十津川を家具の村と呼ばれるようにすること。
    村と協力して、村外の若手職人を村に招くことができないか、検討している。
    「どこにいても仕事ができる。
    材料の木材が豊富にあるふるさとが一番だ」と語る。 自作の本立てや本棚を前に、「村の林業復活のきっかけになれば」と語る坂口さん(十津川村で)  木工職人の坂口明裕さん(34)は和歌山県出身。
    同県上富田町で工房を持っていた。
    水害前に、作品展を見に来た村職員の誘いで、奈良県のふるさと復興協力隊に応募し、2年前に村にやって来た。  森林組合の元加工場を借りて、村の杉やヒノキを使った本棚やブックスタンドなどを注文に応じて作っている。
    木目を生かし、植物性ワックスを使って、体や環境に優しい作品が人気だ。
    明治時代の水害で被災した村民が移住してできた北海道新十津川町の小中学校にも、坂口さんが手がけた本棚が納めら れた。 fff:

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