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    ID:
    30794
    年:
    2014
    月日:
    0629
    見出し:
    異素材を合わせて商品開発 高岡の銅器・漆器産業
    新聞名:
    北國新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20140629201.htm
    写真:
    -
    記事
    高岡の伝統工芸である銅器・漆器産業で、金属と木材、漆と陶器など異なる素材を組み 合わせた商品開発に挑む企業が増えている。
    一つの素材を使うよりもデザインの幅が広が るだけでなく、それぞれの素材の特性を生かし、機能面でも優れた製品が生み出せるとい う。
    各企業は素材の可能性を追求し、新たな表現や販路拡大につなげる  四津川製作所(高岡市金屋町)は今年1月、高岡銅器の職人が削りだし、伝統技法で着 色した真鍮(しんちゅう)のベースに、山中漆器のろくろ技術で挽(ひ)いた木製の杯を 付けたぐい飲みを発表した。  食器類の開発を進めていた同社は、日本の食文化に金属の器が根付いていない点に着目 。
    木と合わせることで市場に受け入れられる商品を目指した。
    温かみのある木材と金属の 重厚感がデザインの魅力を高める一方、金属の重みが軽い木杯に安定性を加え、使いやす さも増した。  同社は木と金属を組み合わせた商品展開を推進する方針で、四津川元将社長は「ただ二 つの素材を使うのではなく、本当に使う意味がある商品を作りたい」と話す  銀豊堂(同市蓮花寺)は銅器と異素材による和ギフト製品の開発に乗り出した。
    具体的 な内容はこれからだが、食に関係する製品を中心とする考えだ。
    担当する吉川浩二さんは 「異素材を使うことで、さまざまな表現ができる。
    いい組み合わせを考えていく」と意欲 を示す  高岡漆器の技を陶器やアクリルなどに応用しようと取り組むのは、天野漆器(同市波岡 )。
    同社は数年前から漆塗りや螺鈿(らでん)細工を施したガラス食器を手掛けており、 漆の深みのある色合いと螺鈿独特の輝きに、ガラスの透明感が加わった製品が海外でも人 気を集めている。  ガラスを取り入れたのは、木の漆器だけでは現代の生活様式に合わせたものづくりが難 しいと判断したからだった。
    陶器やアクリルへの展開はさらに商品構成を強化し、市場を 開拓する狙いだ。
    天野真一常務は「テーブルをトータルで演出できる商品群を提案してい きたい」と語る。  3社とも今年度の高岡市地域資源活用事業支援補助金に採択されており、行政も各社の 挑戦を後押しする。
    市場の評価次第では、今後も異素材の活用は広がりそうだ fff:

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