v11.0
- ID:
- 30614
- 年:
- 2014
- 月日:
- 0605
- 見出し:
- 手作りの机プレゼント/木材会社、児童に
- 新聞名:
- 四国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/20140605000164
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
学習環境の向上に役立ててもらおうと、香川県丸亀市綾歌町の山一木材(熊谷国次社長)は、国産材を使用した手作りの机と椅子計30セットを地元の栗熊小学校にプレゼントした。
既に新学期から1年生29人が使っており、木の香りあふれる気持ちのいい教室の中で、児童たちが勉強に励んでいる。
日常生活の中で本物の木を使った製品に触れる機会の少ない子どもたちに木の良さを伝えようと、熊谷社長が昨年4月に同校に寄贈を打診。
その後、学校と協議しながらデザインや機能などの検討を重ねてきた。
机などには木目の美しいスギやヒノキ、サクラ、ケヤキ、クリの5種類の木材を使用。
通常より少し大きめのサイズで、児童の成長に合わせて、机や椅子の高さが変えられる調節機能を付けた。
また、机の脚前方2カ所にキャスターを付けて移動しやすくしたほか、天板の三方には枠を設け、筆箱などが落ち
ないようにするなど、手作りならではの工夫が施されている。
4日には丸亀市教委で中野レイ子教育長が熊谷社長に感謝状を贈呈した。
同校の田瀬成和校長は「柔らかみや温かみがある環境の中で、子どもたちは落ち着いて学習できる」と感謝の言葉を述べた。
同社では今後5年間、新入生に机と椅子を贈る予定で、熊谷社長は「本物の木に触れることで、香りや木目の模様、堅さの違いなどいろんなことに興味を持ってほしい。
大事に使ってもらえればありがたい」と話している
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